17歳の高校生ハードラー・後藤大樹選手が、アジア大会でどんな走りをしたのか気になりますよね。
結論から言うと、9月28日の男子400メートル障害決勝で47秒93という日本歴代2位の記録をマークし、銀メダルを獲得しました。為末大さんの日本記録まであと0秒04に迫る快走でした。
この記事では、レースの内容や本人コメント、日本選手権からの急成長ぶりを、報道をもとに整理します。
- 後藤大樹選手(17・洛南高)が400メートル障害で47秒93の日本歴代2位
- 為末大さんの日本記録47秒89まであと0秒04
- 最終盤でカタールのヘメイダ選手に交わされて銀メダル
- 今年6月の日本選手権で高校記録を大幅更新して優勝した経緯
- 本人のコメントと今後への期待
後藤大樹は銀メダル!47秒93は日本歴代2位
愛知・名古屋アジア大会、パロマ瑞穂スタジアムで行われた男子400メートル障害決勝で、日本選手権優勝の高校生ハードラー・後藤大樹選手(17・洛南高)が47秒93をマークし、銀メダルを獲得しました。
この記録は日本歴代2位で、為末大さんが持つ日本記録47秒89まであと0秒04に迫るものでした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種目 | 男子400メートル障害決勝 |
| 結果 | 銀メダル(2位) |
| 記録 | 47秒93(日本歴代2位) |
| 日本記録との差 | 0秒04(為末大さんの47秒89) |
| 予選記録 | 48秒60(3組1位で決勝進出) |
高校生ハードラーが日本歴代2位に迫る記録を出したこと自体が、陸上ファンの間でも大きな驚きを持って受け止められています。
レースの流れ、最後にカタール勢に交わされる
報道によると、後藤選手は力強い走りで堂々と先頭争いを繰り広げ、最終コーナーも先頭で通過。最後の直線に入っても、最終盤までトップを守る展開でした。
しかし、ゴール直前でカタールのヘメイダ選手に交わされ、惜しくも金メダルには届きませんでした。レース後は悔し涙を流したと伝えられています。
決勝前日の予選では48秒60の3組1位で決勝進出を決めており、決勝でさらに0秒67以上記録を伸ばしたことになります。大舞台で確実に記録を更新してきた点も、今回のレースの見どころです。予選から決勝までの短い期間でここまで記録を縮められる選手は多くなく、当日のコンディション調整も含めて完成度の高いレースだったといえます。
本人のコメント「悔しい気持ちが大きい」
決勝を前に後藤選手は「久しぶりに緊張して招集所でもずっとソワソワ、座っていられなかった。シニアの日本代表っていうのもありますし、自分が今シーズン一番気持ちを入れているレースなので、失敗できない」と、大会への意気込みを語っていました。
目標としては「とにかく日本記録更新。黒川(和樹)さんとワンツー取って、メダルを日本に持って帰る」と話しており、有言実行に近い形でメダル獲得を果たしています。
結果は銀メダルでしたが、日本記録更新まであと一歩だったこともあり、レース後は素直な悔しさをにじませていたと報じられています。
400メートル障害はどんな種目?
400メートル障害は、1周のトラックに10台のハードルを配置し、通常の400メートル走にハードリング技術が加わる種目です。
ハードル間の歩数配分やスタミナ配分が記録に大きく影響するため、高校生の年代で好記録を出すのは簡単ではなく、後藤選手の記録は年代を超えたレベルの高さを示しています。
今回、後藤選手を最後に交わしたカタールのヘメイダ選手は、中東勢のトップハードラーとして国際大会での経験を積んでいる選手です。
経験値で上回る相手に最終盤まで先頭を譲らなかったことは、後藤選手の実力の高さを裏付ける結果といえます。
日本選手権での急成長が今回につながった
後藤選手は今年6月の日本選手権で、予選から大きな注目を集めていました。
予選では、為末大さんが持っていた日本高校記録(49秒09)を大幅に更新する48秒31をマークし、決勝ではさらに48秒09まで記録を伸ばして優勝しています。
高校記録を自身で二度更新しながら日本一に輝いたこのレースが、今回のアジア大会での47秒93という記録につながる、大きな転機になったといえそうです。
洛南高校といえば、陸上競技をはじめ多くの競技で全国レベルの選手を輩出してきた強豪校として知られています。
そうした環境で競技に打ち込んできたことも、後藤選手が高校生離れした記録を出せている背景の一つと考えられます。
【考察】為末大さんの日本記録更新はいつか予想
ここからは編集部の考察(予想)です。
後藤選手が為末大さんの日本記録(47秒89)を更新するのは、そう遠くないのではないかと予想します。
そう予想する理由は3つあります。
1つ目は、記録の伸び幅です。6月の日本選手権予選で48秒31、決勝で48秒09、そして今回のアジア大会決勝で47秒93と、大舞台に出るたびに着実にタイムを縮めています。わずか3か月ほどの間に0秒3以上短縮している成長曲線を見ると、記録更新までの距離はごくわずかです。
2つ目は、17歳という年齢です。日本記録保持者の為末大さんが記録を樹立したのは20代でのことであり、後藤選手はまだ体格的にも競技経験的にも伸びしろが大きい年代にあります。今後のフィジカル強化や実戦経験の積み重ねによって、さらなる記録向上が見込めます。
3つ目は、本人が「とにかく日本記録更新」と明確に目標を口にしている点です。目標を公言して結果を出してきたこれまでの実績を踏まえると、次の大舞台でも記録更新を狙って攻めた走りを見せる可能性が高いと考えられます。
実際、今回のレースでも予選から決勝にかけて記録を伸ばしており、レースを重ねるごとに走りの精度が上がっていく傾向がうかがえます。次に自己ベストを更新する舞台で、日本記録が一気に塗り替えられる可能性は十分にあると見ています。
もちろん、これは現時点での記録推移をもとにした編集部の予想であり、実際の更新時期はコンディションやレース展開次第で変わります。今後の大会でも、後藤選手の走りには注目が集まりそうです。
同じ日にはパロマ瑞穂スタジアムで金メダルも
後藤選手が銀メダルを獲得したのと同じ9月28日、同じパロマ瑞穂スタジアムでは、男子3000メートル障害で三浦龍司選手が大会新記録で金メダルを獲得するなど、陸上競技全体が盛り上がりを見せた1日となりました。
会場全体が好記録の続出する雰囲気に包まれていたことも、後藤選手の快走を後押しした一因かもしれません。
まとめ
後藤大樹選手(17・洛南高)は、愛知・名古屋アジア大会の男子400メートル障害決勝で47秒93をマークし、銀メダルを獲得しました。この記録は日本歴代2位で、為末大さんの日本記録まであと0秒04に迫るものです。
- 47秒93で銀メダル、日本歴代2位の記録
- 最終盤でカタールのヘメイダ選手に交わされる惜しい展開
- 6月の日本選手権では高校記録を二度更新して優勝
高校生離れした急成長ぶりを見せている後藤選手だけに、今後の日本記録更新や次の国際大会での走りにも、引き続き注目していきたいところです。わずか17歳にして日本歴代2位という結果を残した今回の走りは、今後の陸上競技界にとっても大きな話題になりそうです。

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