エルニーニョ現象が「過去最強」と聞いて、
天気や台風への影響が気になりますよね。
結論から言うと、
9月の海面水温の偏差は+4.0℃で、
気象庁が「史上最大規模」と表現したと報じられています。
この記事では、
台風の発生数や暖冬の見込みを
報道をもとに整理します。
この記事で分かること
- 9月の監視海域の海面水温偏差は+4.0℃で、観測史上最大とされる
- 今年の台風発生数は29個で、平年(約25個)を上回り2019年以来
- 8月は10個発生し、1960年・1966年・2026年だけの記録
- 日本は暖冬になる見込みと報じられている
- 秋の台風や高波への注意点
エルニーニョ現象とは?
エルニーニョ現象は、
太平洋の赤道付近の海面水温が
平年より高い状態が続く現象です。
世界各地で気温や降水量に影響し、
異常気象をもたらすことがあります。
一般に、偏差が+2℃を超えると
「スーパーエルニーニョ」と呼ばれます。
今回は、9月の監視海域の偏差が+4.0℃でした。
これは+2℃の2倍にあたる数字で、
記録的な水準だと報じられています。
気象庁もこの現象を
「史上最大規模」と位置づけたと伝えられています。
また、この偏差は冬にかけても
+3℃を超える状態が続く見込みです。
台風の発生数は29個で2019年以来
気象予報士の福冨里香さんの解説によると、
今年の台風発生数は29個です。
平年は年間約25個なので、
かなり多いペースといえます。
29個以上になるのは、
2019年以来のことです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 今年の発生数 | 29個(10日時点) |
| 平年の発生数 | 約25個 |
| 8月の発生数 | 10個 |
| 30個目が発生すると | 2013年以来の30個超え |
8月の10個は史上3度目
8月に台風が10個発生したのは、
1960年、1966年、そして今年の
3回だけと伝えられています。
また、1月から10月まで
すべての月に台風が発生したのは、
1965年、2015年、2026年だけです。
2015年は、
年間を通じて12か月すべてに発生した唯一の年で、
このときもスーパーエルニーニョの年でした。
ポイント:台風が多い年とエルニーニョの関係は、過去のデータにもはっきり表れています。
台風28号と29号、現在の状況
解説では、現在の状況が次のように紹介されています。
- 台風28号:12日にかけて熱帯低気圧になる見込み
- 台風29号:非常に強い勢力で南鳥島付近を北上中
- 29号は12日に小笠原諸島の東を通り、連休明けに日本の東を北上する見通し
どちらも日本への直接の上陸は
予想されていません。
ただし、太平洋側では
高波やうねりに注意が必要とされています。
さらに、10日15時に
新しい熱帯低気圧が発生しました。
周辺の海面水温は約30℃と高く、
今後の発達に注意が必要だとされています。
数字で見る今年の異例さ
ここまでの数字を、改めて整理します。
| 記録 | 内容 |
|---|---|
| 海面水温の偏差 | 9月に+4.0℃(記録的) |
| 台風の発生数 | 29個(2019年以来) |
| 8月の発生数 | 10個(過去3回目) |
| 毎月の発生 | 1月〜10月の全月(過去3回目) |
| 冬にかけての偏差 | +3℃超が続く見込み |
どの数字も、
過去のデータと比べて
めずらしい水準にあります。
特に「1月から10月まで毎月発生」は、
1965年、2015年、2026年だけという記録です。
過去の例では、
2015年はスーパーエルニーニョの年でした。
このように、
今年の状況は2015年と似た点が目立ちます。
台風29号の進路と高波への注意
台風29号は、
非常に強い勢力で南鳥島付近を北上しています。
12日に小笠原諸島の東を通り、
連休明けには日本の東の海上を
北上する見通しです。
日本への直接の影響は少ないとされますが、
勢力が強いため、
太平洋側では高波やうねりが予想されます。
海辺でのレジャーや釣り、
サーフィンなどを予定している方は、
波の情報を事前に確認しておきましょう。
うねりは、天気が良くても
遠くの台風によって
突然高くなることがあります。
「天気がいいから大丈夫」と思わず、
最新の波浪情報を見る習慣が大切です。
エルニーニョ年は台風が日本に来にくい?
エルニーニョ年には、
台風の発生場所が南東にずれる傾向があります。
つまり、日本から遠い海上で
発生しやすくなります。
その結果、台風は
長い距離を海の上で進むことになります。
この間に勢力を維持したまま、
日本に近づく場合があると解説されています。
そのため、発生数が多くても
上陸数が増えるとは限りませんが、
勢力が強い状態で近づくおそれには
注意が必要です。
【考察】この秋と冬、何に気をつけるべきか
ここからは編集部の考察(予想)です。
結論として、
この秋は「数」よりも「強さ」に
気をつけるべき年ではないでしょうか。
そう予想する理由は2つあります。
1つ目は、海面水温の高さです。
新しい熱帯低気圧の周辺は約30℃で、
発達しやすい環境にあるとされています。
2つ目は、エルニーニョ年の特徴です。
遠くで発生した台風が、
勢力を保ったまま近づく可能性があります。
一方で冬については、
日本は暖冬の見込みと報じられています。
暖冬だと、雪や寒さに関する
備えの考え方も変わってきます。
ただし、暖冬の見込みでも
寒波が全く来ないとは限りません。
もちろん、これは予想です。
今後の気象庁の発表によって、
見通しが変わることがありうる点にご注意ください。
暖冬の見込みで変わること
読売新聞は、日本は暖冬の見込みで、
気象庁が影響を注視していると報じています。
暖冬と言われると、
過ごしやすい冬を想像しがちです。
しかし、暖冬には別の影響もあります。
- 平地の雪が少なくなる一方、降るときは大雪になる場合もある
- 冬の気温が高いと、農作物や生き物のリズムに影響が出る
- 暖房費が下がる可能性がある
これらは一般的な暖冬の傾向であり、
今季の具体的な影響は
気象庁の発表を確認する必要があります。
今できる備え
台風や高波への備えとして、
次のような準備をしておくと安心です。
- 気象庁や自治体の防災情報を確認する
- 海沿いの地域では高波・うねりのニュースに注意する
- ベランダの物や自転車などを固定しておく
- 非常用の飲料水や食料、モバイルバッテリーを確認する
台風は、発生数が多い年ほど
続けて近づく可能性があります。
日頃から情報収集の習慣をつけておくことが、
いちばんの備えになります。
よくある疑問
Q. スーパーエルニーニョの基準は?
一般に、海面水温の偏差が+2℃を超える場合を指します。
今回は9月に+4.0℃でした。
Q. 台風30号は発生しますか?
予測は難しいですが、
新しい熱帯低気圧が発生しており、
今後の発達に注意が必要とされています。
Q. 日本は暖冬になりますか?
報道では、暖冬の見込みと伝えられています。
最新の見通しは気象庁の発表で確認してください。
まとめ
今回のポイントを整理します。
- 9月の海面水温偏差は+4.0℃で「史上最大規模」と報じられた
- 台風発生数は29個で、2019年以来の多さ
- 8月は10個、1月から10月まで毎月発生と記録的
- 日本は暖冬の見込み。ただし秋の台風と高波には注意
- 今後の見通しは、気象庁の発表で確認する
最新の防災情報を、
こまめにチェックしておきましょう。
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