台風30号が「13年ぶり」と言われるのは、
いったい何がすごいのか気になりますよね。
結論から言うと、
年間の台風発生数が30個に達したのは2013年以来で、
1951年からの統計では16例目です。
さらに1月から10月まで毎月台風が発生したのは、
1965年、2015年、2026年の3回だけです。
この記事では、30号チャンパーの記録的な点を、
ウェザーニュースの解説をもとに整理します。
この記事で分かること
- 年間30個の発生は2013年以来13年ぶりで、統計上は16例目
- 30号の発生の早さは1951年以降で史上4番目
- 9月末までの累計は平年より約7個多かった
- 1月から10月まで毎月発生したのは1965年・2015年・2026年のみ
- 30号は猛烈な勢力まで発達し、沖縄方面へ向かう予想
台風30号は13年ぶり、統計上16例目
台風30号(チャンパー)は、10月に入って4個目の台風です。
10月5日の台風29号(コグマ)から
約10日ぶりに発生しました。
年間の台風発生数が30個に達したのは、
2013年以来のことです。
1951年からの統計で数えると、
今回が16例目にあたります。
今年の台風発生ペースを数字で確認
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 30号の発生 | 13年ぶり(2013年以来)、統計上16例目 |
| 発生の早さ | 1951年以降で史上4番目 |
| 9月末までの累計 | 平年より約7個多い |
| 10月の発生数の平年値 | 3.4個 |
| 10月の発生数(今年) | 30号で4個目 |
| 毎月発生した年 | 1965年、2015年、2026年の3回 |
10月の平年値は3.4個です。
今年はすでに4個が発生していて、
平年を上回るペースになっています。
1月から毎月発生は史上3回目
今年は、1月から10月まで
毎月、台風が発生しています。
1951年以降でこの条件を満たすのは、
1965年、2015年、2026年の3回だけです。
冬場は台風が発生しにくい季節です。
それでも毎月発生しているという点が、
今年の特徴と言えます。
【考察】今年の台風が多い理由は何か
ここからは編集部の考察(予想)です。
今年の台風が多い背景には、
海の状態が関わっているのではないでしょうか。
そう考える理由は2つあります。
1つ目は、9月末までの累計が平年より約7個多いという事実です。
一時的な偏りではなく、
年間を通じて発生しやすい状況が続いたと考えられます。
2つ目は、台風が発生するには
暖かい海水が必要だという一般的な仕組みです。
毎月発生してきたことは、
発生しやすい環境が長く続いたことを示している可能性があります。
ただし、今回参照した解説には、
発生が多い理由の記載はありません。
これはあくまで編集部の予想です。
専門家の分析や気象庁の発表が出た場合は、
そちらを優先してください。
30号チャンパーは猛烈な勢力に発達
30号は、10月15日21時の時点では
マーシャル諸島の西を進んでいました。
中心気圧は998hPa、最大風速は20m/sでした。
その後、発達しながら西へ進み、
10月19日15時の時点では大型で猛烈な勢力になっています。
中心気圧は935hPa、最大風速は55m/s、
最大瞬間風速は75m/sです。
位置はフィリピンの東でした。
| 日時 | 中心気圧 | 最大風速 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 10月15日21時 | 998hPa | 20m/s | マーシャル諸島の西 |
| 10月19日15時 | 935hPa | 55m/s | フィリピンの東(大型で猛烈) |
約4日で、中心気圧が60hPa以上下がりました。
短期間で急速に発達したことが分かります。
暴風域に入る確率:石垣島は83%
気象庁は、5日以内に台風の暴風域に入る確率を
地域ごとに発表しています。
暴風域とは、平均風速25m/s以上の風が吹いている範囲のことです。
一般的な目安として、この範囲に入ると
歩行や屋外での作業が極めて危険になります。
30号について、10月19日15時と20日3時の
2つの時点の確率を比べてみます。
| 地域 | 19日15時時点 | 20日3時時点 |
|---|---|---|
| 沖縄本島地方 | 3% | 2% |
| 宮古島地方 | 47% | 53% |
| 八重山地方 | 73% | 83% |
| 石垣島 | 73% | 83% |
| 与那国島 | 67% | 79% |
沖縄本島では確率が下がった一方、
宮古島と八重山では上がっています。
台風の中心が、本島よりも
先島諸島に近い位置を通る予想になってきたことが分かります。
沖縄方面への影響と進路の見通し
台風は西北西に進み、10月21日から22日にかけて
沖縄の南に達する予想です。
勢力は非常に強いか猛烈なまま、と見られています。
先島諸島では、21日から23日にかけて
最大瞬間風速30m/sを超える暴風が予想されています。
海は大しけとなる見込みです。
その後の進路は、不確実性が大きいとされています。
従来の物理モデルでは台湾から大陸へ向かい、
AIを使った予測モデルでは、
沖縄の南を通ったあとに北東へ向かう予想が多いとされます。
詳しくは、進路の記事でも整理しています。
「大型で猛烈」とはどのくらい?用語を整理
気象庁は、台風の強さと大きさを言葉で区分しています。
一般的な基準は次のとおりです。
| 区分 | 基準(気象庁の分類) |
|---|---|
| 強さ:猛烈な | 最大風速54m/s以上 |
| 強さ:非常に強い | 最大風速44m/s以上54m/s未満 |
| 大きさ:大型(大きい) | 強風域の半径が500km以上800km未満 |
| 暴風域 | 平均風速25m/s以上の範囲 |
30号の最大風速は55m/sなので、
いちばん上の「猛烈な」にあたります。
さらに大型のため、中心から離れた場所でも
強い風が吹くおそれがあります。
早めにしておきたい備え
解説では、秋の台風は動きが速く、
被害が出ることもあるため、
早めの備えを呼びかけています。
一般的に準備しておきたいものは次のとおりです。
- ベランダの植木鉢や物干し竿など、飛ばされやすいものの固定・片付け
- 飲料水・食料・モバイルバッテリー・懐中電灯の用意
- スマホの充電と、気象庁の防災情報を確認できる状態にしておく
- 自治体のハザードマップと避難場所の確認
- 船舶・海辺の作業は、高波に備えて早めに切り上げる
よくある疑問Q&A
Q. 13年前の30号はどうだった?
参照した解説では、2013年の30号の詳細は
触れられていません。
年間30個に達したのが2013年だった、という点だけが確認できます。
Q. 秋の台風は注意が必要?
解説では、秋の台風は動きが速く、
被害が出ることもあるため、
早めの備えが必要だとされています。
Q. 最新の進路はどこで確認する?
気象庁の台風情報で、最新の進路予報を確認してください。
進路は時間とともに変わる可能性があります。
Q. 暴風域に入る確率が低ければ安全?
そうとは限りません。
暴風域に入らなくても、強風域に入れば
強い風や高波の影響が出ることがあります。
沖縄本島の確率は2%でも、
北東の強い風と高い波が予想されています。
まとめ
- 30号は13年ぶり、1951年以降で16例目の年間30個
- 30号の発生の早さは史上4番目
- 1月から10月まで毎月発生は1965年・2015年・2026年のみ
- 30号は935hPa、最大風速55m/sの猛烈な勢力
- 21日から23日は先島諸島で暴風と大しけの予想
記録的な年であることに加え、
30号は沖縄方面に近づく見込みです。
最新の情報は、気象庁の発表を確認してください。

コメント