山本由伸選手のサイ・ヤング賞挑戦が、日本人選手にとってどんな意味を持つのか気になりますよね。
結論から言うと、これまでサイ・ヤング賞を受賞した日本人投手は一人もいません。
この記事では、日本人投手の歴代最高順位や投票に進んだ選手たちの実績とあわせて、山本選手の今回の位置づけを整理します。
歴史を振り返ることで、今回の5位という結果の重みもより分かりやすくなります。
- サイ・ヤング賞を受賞した日本人投手がいるかどうか
- 日本人投手の歴代最高順位とその選手
- 過去に投票対象となった日本人投手の一覧
- 山本由伸選手の今回の順位が持つ意味
サイ・ヤング賞の投票の仕組み
サイ・ヤング賞は、ア・リーグ、ナ・リーグそれぞれで最も活躍した投手1名に贈られるタイトルです。
現地の野球記者団による投票で決まり、1位から5位までの順位に応じてポイントが加算される仕組みになっています。
そのため、1位票を最も多く集めた投手が受賞するとは限らず、上位票を幅広く集めた投手が逆転で受賞するケースもあります。
順位の数字だけでなく、票の集まり方も含めて見ていくと、レースの奥行きがより分かりやすくなります。
今回、山本選手の順位のもとになったのはあくまで記者による最終模擬投票です。
実際の公式投票は別の機会に行われ、結果が入れ替わる可能性もある点は押さえておきたいポイントです。
それでも、シーズン終盤の時点でどの投手が評価されているかを知る手がかりとしては、参考になる情報といえます。
サイ・ヤング賞、日本人投手の受賞例はまだない
メジャーリーグで数々の実績を残してきた日本人投手たちですが、サイ・ヤング賞を受賞した選手はこれまで一人もいません。
野茂英雄投手から大谷翔平選手まで、投票対象に名を連ねた投手は複数いるものの、最高タイトルにはあと一歩届いていないのが実情です。
それだけ、アメリカ人・中南米出身の投手を含めた層の厚い争いだということでもあります。
歴代最高は2位 ダルビッシュ有・前田健太の実績
日本人投手の歴代最高順位は2位で、これまでに3回記録されています。
ダルビッシュ有投手は2013年にレンジャーズで13勝9敗・防御率2.83の成績を残し、ア・リーグ2位を獲得しました。
2020年にはカブスで8勝3敗・防御率2.01という成績で、ナ・リーグ2位に入っています。
前田健太投手も2020年にツインズで好投を続け、ア・リーグで2位に入る好成績を残しました。
いずれも受賞には届かなかったものの、日本人投手がメジャートップクラスの投手と肩を並べられることを示した実績です。
| 選手名 | 年 | 順位 |
|---|---|---|
| ダルビッシュ有 | 2013年 | 2位 |
| ダルビッシュ有 | 2020年 | 2位 |
| 前田健太 | 2020年 | 2位 |
| 山本由伸 | 2026年(模擬投票) | 5位 |
日本人投手が2位に入った実績は、いずれも防御率2点台という高いレベルでの成績でした。
投票対象となった日本人投手たち
サイ・ヤング賞の投票対象に入った日本人投手は、これまでに複数名います。
野茂英雄投手が1995年・1996年に投票を集めたのを皮切りに、松坂大輔投手が2008年、岩隈久志投手・上原浩治投手が2013年、田中将大投手が2016年、大谷翔平選手が2022年にそれぞれ票を集めています。
投手として長くメジャーで活躍してきた選手たちが、少しずつ日本人投手の評価を積み重ねてきた歴史があります。
山本選手の今回の5位も、その延長線上にある成果といえるでしょう。
| 選手名 | 投票年 |
|---|---|
| 野茂英雄 | 1995年・1996年 |
| 松坂大輔 | 2008年 |
| 岩隈久志 | 2013年 |
| 上原浩治 | 2013年 |
| ダルビッシュ有 | 2013年・2020年など複数回 |
| 田中将大 | 2016年 |
| 前田健太 | 2020年 |
| 大谷翔平 | 2022年 |
野茂英雄投手がメジャーで投票対象になった1990年代から数えると、日本人投手がサイ・ヤング賞レースの一角に名を連ねる歴史は、すでに30年近くに及びます。
先発ローテーションの柱として長期にわたり活躍する投手が増えたことも、票を集めやすくなった背景にあるとみられます。
山本由伸の今回の順位が持つ意味
今回の最終模擬投票での5位という結果は、歴代最高の2位には届いていません。
ただし、山本選手はメジャー3年目でこの順位に入っており、今後さらに評価を上げていく可能性を持つ選手といえます。
今季の成績は13勝8敗、防御率2.62、171奪三振、WHIP0.88です。
ダルビッシュ投手・前田投手が2位に入った際の防御率2点台という水準に、数字の上では近づいています。
ドジャースに移籍してから3シーズン目となる今季、開幕から中心投手としてローテーションを守り続けてきた点も評価につながったとみられます。
チームが14年連続でポストシーズンに進出する中、先発陣の柱としての役割を果たしてきた実績が、模擬投票の5位という結果に表れたといえそうです。
【考察】由伸が上位に近づくために必要なこと予想
ここからは編集部の考察(予想)です。
山本選手が今後さらに上位に近づくためには、投球回数を伸ばすことがカギになるのではないかと考えられます。
そう予想する理由は2つあります。
1つ目は、過去にダルビッシュ投手・前田投手が2位に入った年も、防御率だけでなく安定して長いイニングを投げていたと報じられている点です。
2つ目は、今回の模擬投票で満票を集めた上位2人も、規定投球回を大きく上回る内容だったとみられる点です。
投球回が伸びれば、奪三振数や勝ち星にも自然とつながりやすくなります。
これはあくまで編集部の予想であり、実際の評価は投手成績全体のバランスによって決まる点にご留意ください。
数字の伸びしろがあるからこそ、来季以降の活躍にも期待が持てます。
よくある質問
Q. 日本人投手で最も受賞に近づいたのは誰?
ダルビッシュ有投手と前田健太投手が、いずれも2位という最高順位を記録しています。
2人とも防御率2点台という高いレベルの成績を残したシーズンでの結果です。
Q. 大谷翔平選手はサイ・ヤング賞の候補になったことがある?
2022年に投手として好成績を残し、投票で票を集めています。
ただし受賞には至らず、最高順位を更新するには至りませんでした。
Q. 山本由伸選手は今後も候補に入り続けられる?
今季の成績が評価されての5位ランクインであり、来季以降も安定した投球を続ければ、上位進出の可能性は十分にあります。
ただし、現時点で来季の成績は分からないため、断定はできません。
Q. サイ・ヤング賞と新人王は別のタイトル?
はい、別のタイトルです。
新人王は入団1年目の選手を対象とした賞で、サイ・ヤング賞は経験年数を問わず、その年最も活躍した投手に贈られます。
山本選手はすでに新人王の対象時期を過ぎており、今回はキャリアを通じた実力が評価される段階に入っています。
まとめ
- サイ・ヤング賞を受賞した日本人投手はこれまでゼロ
- 歴代最高はダルビッシュ有・前田健太の2位
- 野茂英雄から大谷翔平まで、複数の日本人投手が投票対象に
- 山本由伸は最終模擬投票で5位、歴代記録には届かず
まだ受賞例のないタイトルだからこそ、山本選手の今後の活躍に期待が高まります。
歴代の日本人投手が少しずつ積み上げてきた実績の先に、初受賞という新たな1ページが待っているかもしれません。
正式な発表とあわせて、日本人投手の歴史がどう更新されていくのか注目していきましょう。

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