お名前.comデスクトップクラウドの不正アクセスで、
利用者は何をすればいいのか気になりますよね。
結論から言うと、
影響の可能性があるサーバーは26,739件で、
全プランのサーバーが停止されています。
この記事では、
これまでの経緯と、公式が呼びかけている対処を
公表された情報の範囲で整理します。
- 10月20日に不正なプログラムの設置を確認、影響の可能性があるサーバーは26,739件
- 10月21日から全プランのサーバーを順次停止、再開時期は未定
- 取引口座のログイン情報が取得され、不正利用された可能性がある
- 10月27日の正午までに、バックアップと電源オフなどが呼びかけられた
- 公式は、パスワード変更や便乗詐欺への注意も求めている
お名前.comデスクトップクラウドの不正アクセスとは
「お名前.com デスクトップクラウド」は、
GMOインターネットが提供するサービスです。
報道では、FX自動売買用のVPSとして使われているとされています。
公式の第1報(10月21日4時時点)によると、
2026年10月20日に、一部の顧客のサーバー環境で
第三者による不正なプログラムの設置が確認されました。
影響の可能性があるサーバーは、26,739件です。
サーバー内の情報が閲覧された可能性があります。
対象サービスは、
お名前.com デスクトップクラウドの全プランです。
公表されている経緯を時系列で整理
これまでの動きを、公式発表をもとにまとめます。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| — | — |
| 10月20日 | 不正なプログラムの設置を確認 |
| 10月21日 | 第1報を公表。4時以降、全プランのサーバーを順次停止 |
| 10月22日 | 第2報を公表。取引口座での不正操作の報告があったと説明。警察に相談 |
| 10月25日 | 報道によると、利用者の協力を得てPCを預かり、解析を開始 |
| 10月27日 | 第8報で、正午までのバックアップと電源オフなどを要請 |
第3報から第7報までの内容は、
今回の確認では詳しく取得できませんでした。
詳細は公式のお知らせをご確認ください。
第2報で判明した被害:取引口座のログイン情報
10月22日の第2報では、
新たに次の事実が公表されました。
- サーバー内に保存されていた取引口座のログイン情報などが、第三者に取得され、不正に利用された可能性がある
- 顧客から、取引口座で不正な操作があったとの報告を受けている
- 10月22日に警察に相談している
一方、決済情報(クレジットカード情報を含む)は、
本サービスのサーバー上では保持していないと説明されています。
また、第1報の時点では、
預かっている顧客の個人情報の漏えいや悪用は
確認されていないとされていました。
10月27日の第8報:正午までの対応を要請
報道によると、GMOインターネットグループは10月27日、
利用者に対して緊急の要請を行いました。
攻撃者とみられる人物から、
同日の正午に顧客情報の公開と
ランサムウェア攻撃を行うとの予告を受けたためです。
公式が呼びかけたとされる対応は次のとおりです。
- PCのデータをバックアップする
- PCをネットワークから切断し、電源を落とす
- PCにつながっているコードを抜く
- ウイルス対策ソフトでフルスキャンを行う
- 取引口座などのパスワードを変更する
- 多要素認証を有効にする
期限は、10月27日の正午とされています。
金銭の要求を受けたと報じられていますが、GMOは要求に応じず、支払いも行わない方針を示しています。
金額については、報道によって記載が分かれていたため、
この記事では取り上げていません。
利用者がやるべきこと:第2報で示された対処
第2報では、利用者への依頼事項も示されています。
- 取引ツール(MT4・MT5など)と取引口座のパスワードを至急変更する
- パスワードの変更は、本サービスのサーバー以外の端末から行う
- 変更後、ログオフ(セッションの切断)を行う
- 取引履歴と残高を確認し、身に覚えのない取引があれば、取引先の事業者に連絡する
- 取引先が二段階認証を提供している場合は設定する
- サーバー内に認証情報を保管している場合は、速やかに変更する
- 同じパスワードを他のサービスでも使っている場合は、そちらも変更する
特に、パスワードの変更は、
サーバーとは別の端末で行う点が重要です。
サーバーが侵害されている場合、
サーバー上での操作が第三者に見られるおそれがあるためと考えられます。
便乗する詐欺メールや電話にも注意
公式は、本件に便乗したフィッシングメールなどにも
注意するよう呼びかけています。
会社が、メールや電話でパスワードや
クレジットカード情報を尋ねることはない、とも説明されています。
不審な連絡を受けたときは、
リンクを開いたり、情報を入力したりせず、
公式サイトに記載された窓口から確認してください。
【考察】利用者が最も警戒すべきは二次被害だと予想
ここからは編集部の考察(予想)です。
利用者が今後もっとも警戒すべきなのは、二次被害ではないかと考えます。
そう予想する理由は2つあります。
1つ目は、すでにログイン情報が取得されている点です。
公式は、取引口座のログイン情報などが
第三者に取得された可能性があると説明しています。
取得された情報は、サーバーが停止されたあとも、
別の場所で悪用されるおそれがあります。
2つ目は、便乗する詐欺への注意喚起が出ている点です。
大きな事案が報じられると、
それを装った連絡が増えることは珍しくありません。
公式が注意を呼びかけていること自体が、
その可能性を示しているのではないでしょうか。
そのため、パスワードの変更や二段階認証の設定は、
サービスの再開を待たずに進めておく方がよいと思います。
ただし、これはあくまで編集部の予想です。
実際の被害状況は、公式発表で確認してください。
サービスの再開時期はまだ未定
サーバーの停止は、10月21日の4時から
全プランを対象に順次行われています。
再開の時期は、公式発表の時点では未定です。
安全を確認したうえで、決まり次第お知らせするとされています。
利用者は、お知らせを定期的に確認する必要があります。
また、停止中はサービスを利用できないため、
取引などに支障が出る場合は、
取引先の事業者にも相談してください。
不正アクセスについてよくある質問
影響を受けたサーバーは何件ですか?
26,739件です。
ただし、これは「影響の可能性があるサーバー数」です。
クレジットカード情報は漏れましたか?
公式は、決済情報(クレジットカード情報を含む)は、
本サービスのサーバー上では保持していないと説明しています。
サービスはいつ再開しますか?
再開時期は未定です。
安全が確認できたうえで、公式から案内される予定です。
取引口座で不審な取引を見つけたらどうすればよいですか?
取引先の事業者に連絡してください。
あわせて、パスワードの変更と二段階認証の設定も行いましょう。
まとめ
- 10月20日に不正なプログラムの設置を確認し、21日から全プランを停止
- 取引口座のログイン情報が取得され、不正操作の報告もある
- 10月27日の正午までに、バックアップ・電源オフなどが呼びかけられた
- パスワードは、サーバー以外の端末で変更し、二段階認証を設定する
- 便乗詐欺に注意し、再開時期は公式のお知らせを待つ
最新の情報は、必ず公式のお知らせでご確認ください。
参照リンク
- お名前.com 公式お知らせ(第1報)
- お名前.com 公式お知らせ(第2報)
- GMO、PCのバックアップと電源オフ呼びかけ(ITmedia NEWS)
- GMO不正アクセス、犯人が27日12時の利用者PC攻撃を予告(Impress Watch)

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